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【国分寺活動体験レポ】赤米の普及活動をする「国分寺赤米会」に入りました!

古代米の一種・赤米は西日本のものというイメージが強いですが、関東にもあります。関東で初めて見つかったのが東京都国分寺市。これを機に、市内では赤米を栽培する団体がいくつか生まれました。その一つである「国分寺赤米会」に私も参加しています。

参加して思うのは…参加して良かった!! 今まで畑仕事に全く興味がなく、ましてや土いじりに対して抵抗があった私ですが、今ではその意識もだいぶ変わって良きストレス発散に。家でバケツ栽培やプランター栽培を始めようと思うほどになりました。

そんな私の意識を変えた国分寺赤米会の活動についてご紹介します。

幻の米!? 国分寺で発見された「武蔵国分寺種赤米」と育てている団体について 国分寺といえば東京のおへそ(重心)、文化財・武蔵国分寺跡が有名ですが、それだけだと思っていませんか? いえ、違います! 実は国分寺、...

国分寺赤米会とは

国分寺には赤米を育てている団体がいくつかあります。有名なのは西国分寺にある人気カフェ「クルミドコーヒー」と国分寺にあるレトロな喫茶店「胡桃堂喫茶店」の社員さんの一声で立ち上がった「国分寺赤米プロジェクト」。私が参加しているのは国分寺赤米会です。

参加している年齢層は詳しくは聞いていないですが、70代以降がメイン。人生の大先輩方が中心となって活動されていますが、20代から40代の方もいらっしゃいます。現在のメンバーは約40名とのことですが、活動参加は自由。このゆるい感じがまた良いですよね。

あべ
あべ
WEBやSNSはあまりされていないので発信したいと伝えたところ、OKと言われたので書かせていただいています。

国分寺赤米会の活動趣旨

国分寺赤米会は国分寺で見つかった武蔵国分寺種赤米を後世にも引き継げるようにと、陸稲での耕作を2019年より開始。ただ育てるだけではなく、子ども達に赤米の歴史・意義を伝えるため、地元小学校とタイアップして座学や穂刈等の耕作体験学習を実施しています。

国分寺赤米会の活動日数

私が参加したのが2022年8月からとまだ日が浅く、全体像を網羅していませんが…

地元小学生への穂刈・千歯扱き・籾摺りの体験学習を一旦ゴールと定め、それまでの水やりや穂刈などの田圃整備を週1回集まって活動しています。

あべ
あべ
それまで全く畑仕事に興味がなかった私ですが、国分寺赤米会で本当に少しずつですが用語などを覚えてきました!
国分寺赤米会で学んだ用語

・陸稲…畑でお米を育てる方法
・穂刈…稲の穂部分を摘み取る作業
・はざがけ…刈ったい稲をヒモで束ねて棒などに架けて天日と風で乾燥させる作業
・籾摺り…籾から籾がらを除去して玄米にする作業

国分寺赤米会の活動の様子をちょっとお届け♪

これは穂刈をするところ。持っているのは石包丁。昔はこれで刈ったらしいです。最初はうまくできなかったけど、コツを掴むと刈ることができました。でも、実際にはハサミで切ったほうがラクです(笑)。
はざがけ。刈った稲をヒモで束ねて乾燥させます。
はざがけについて指導している事務局で会のリーダー的存在・前澤さん。
地元小学校の耕作体験で刈った穂を取り出しているところ。これは一部。たっくさん刈りました!
小学校の耕作体験終了後。振り返って反省し、今後の改善点や感想について一言。

国分寺赤米会に参加した経緯とメンバーになった感想

私が国分寺赤米会に入会したのは、これまた現在参加している「こくカレ」です。国分寺赤米会の事務局の前澤さんも参加していて、そのご縁で参加することになりました。

インドアな私ですが、取材ライターという職業柄、好奇心から遊びに行くことに。するとその日に自動的にメンバーになりました(笑)。それからは行ける時に行って活動をさせていただいています。

正直、今もまだ全体像を把握しきれていないですし知識も乏しいですが、活動を通じて人生の先輩方と交流できるのが楽しく、また作業をしていると頭の中が良い意味で真っ白になるので瞑想状態に。でも体は動かしているから健康的と良いこと尽くし!

そして、お米が私たちの口に入るまでにこれだけの工程を経ているのかとわかると、食べ物に対する感謝の念が自然と湧き上がりました。

私のようなインドアで在宅勤務メインの人にとっては良い気分転換になると思います。これまでしなかった経験によって自分の視野が広がり発見も多く、自分の無知さを痛感すると同時にこの世界の無限大の可能性も体感できました。

ぜひ国分寺にお住まいの方、興味がある方に参加していただきたいです!

ご興味ある方はぜひお声がけください^^