国分寺グルメ第1回目にご紹介するのは、2021年に彗星のごとく現れた「魚と出汁 くぐい」さんです。産地直送の新鮮な魚介をお酒と合う格別な料理に仕上げ、こだわり出汁が香る絶品料理で国分寺の人々を魅了しています。
筆者もくぐいファンの一人。創業1周年を迎えたばかりでありながら、既に根強いファンが多いくぐいさん。国分寺の魚グルメ・くぐいさんの魅力を余すことなくご紹介していきます!
くぐいはどんなお店?
くぐいは居酒屋!
くぐいさんは店名のごとく出汁と魚をテーマにした居酒屋です。
居酒屋を強調するのは、店主のにいやんさんこと西尾さんの信条だから。「居酒屋はみんなの憩いの場・心の拠り所」という想いから、居酒屋であると断言しています。
整然と落ち着きがあるくつろげる和空間
居心地の良い店内にはテーブル席・カウンター・座敷・個室があります。一人飲み・女子会・友人との語らいなどさまざまなシーンを楽しめますよ。
店内は清潔感があり落ち着いた雰囲気。まるで自宅にいるかのようにくつろげます。この居心地の良さが、にいやんさんが語る「居酒屋はみんなの憩いの場・心の拠り所」を体現しているひとつかと。
こだわり出汁と宮城県産魚介を堪能できる!
くぐいさんでは出汁を使った品々と宮城県産直送の魚介を堪能できます。魚の旨味凝縮のこだわり出汁を使ったお料理は唐揚げやだし巻き卵、お茶漬けなど(写真は唐揚げ)。
魚介はお造りはもちろん他ではなかなか食べられない「熟成魚」など、魚の美味しさをさまざまな角度から味わえます。
メニューは日替わりと定番の2種
くぐいさんのメニューは定番(写真上)と日替わり(写真下)の2種。定番は王道の居酒屋メニュー、日替わりはその日に仕入れた魚介を素材の美味しさ・持ち味に合わせて作った品々をご用意。
どちらも手描きですが、日替わりは毎日描かれているとのこと。手書きのメニューって味があって愛着が湧きますよね。
くぐいの「絶対的魅力5つ」
くぐいの魅力1:宮城県の日本酒がいっっっぱい!
ご覧のとおり、くぐいさんには宮城県の酒蔵から取り寄せた日本酒がたっっくさんあります。日本酒好きにはまじでたまらないです。ラインナップはもちろん、どれも本当に美味しいの! そしてレアなお酒が多いのです。下のお酒もまさにそれ↓
くぐいの魅力2:魚の旨味を引き出す絶品料理
くぐいさんの魅力は魚の無限の可能性を引き出すこと!ここから筆者は勝手に「魚のパラレルワールド」とあだ名をつけました。
素材の美味しさを引き出すために固定概念にとらわれない柔軟な発想で創り上げた品々は毎度感動があります。そういったにいやんさんのあくなき追求心から生まれたお料理は“芸術品”と言っても過言ではないと思っています。
一期一会な熟成魚
最も感動したのは熟成魚。血抜き・水抜きして寝かせた魚なのですが、旨味が凝縮してとっってもうまいんだこれが! もうね、日本酒との相性抜群。
熟成魚は仕入れた魚が変わりますし、魚の種類によって寝かせる期間が異なります。なので必ず「いつ〇〇があるよ」とは断言できないのです。つまり、熟成魚ちゃんとの出会いは一期一会。
上の写真は日本で一番美味しいイシガキダイ。しっとりとした脂が旨味を包み込み、口の中に入れるとすーっと溶けていく。右は背中で右がお腹です。部位によって食感が違うのもまた楽しいですよね。
こちらは初めて食したボウズギンポ。しっとりしているんだけど、鶏肉を食べているような程よい食感もあって食べるほどにクセになる味でした。
のどぐろを熟成なんて贅沢すぎる…。淡白なのに旨味が凝縮! のどぐろのお寿司とはまた違う美味しさでした。
他ではお目にかかれない魚ちゃんを食せる
筆者が最近衝撃を受けたのがカスベの唐揚げ(ほほ肉)。
カスベとはエイのこと。食べることができない“カス”になる魚として扱われたいらしいですが、そんなこと全くありません! しっとりとしているのにコリっとした食感もある。コリっとした食感はフカヒレに近い感じがしました。きっとフカヒレに肉がついたらこんな感じになるのかな? ほのかに甘味がある至高の美味しさです。
お通しも最高!
もちろん、お通しも美味しいです。というかお通しって感じがしない豪華なお通しなのです。
こちらはクラムチャウダー。バゲット欲しくなった!
こちらはホッキガイのサラダ。これも旨しだったー! お酒が進みます。濃厚だけど、くどくない後味です。
くぐいの魅力3:出汁がうまい!
もはや言わずもがなですが、出汁がうまい。これは先日食べたお茶漬けです。ホッとする優しいお味なのに旨味が凝縮していて、この出汁を飲むだけでも栄養満タン。
くぐいの魅力4:〆のごはんが最強
筆者が大好きなのがこちら。塩辛のクリーミー焼きそば。初めて食べた時、最強に美味しくてビビりました。いつもの焼きそばを想像したら度肝を抜かされます。なぜならとってもクリーミーだから! でもしつこくない。麺がちゅるちゅる入って本当に美味しいです。
日替わりで釜飯を作られていることもあります。こちらは以前食べたミズタコの釜飯。私、タコも釜飯も大好きなので最高の〆でした。釜飯があると焼きそばと悩んでしまうのよ。
ちなみにこの時はミズダコのお造りもいただきました。プリプリでたまらなかった!
くぐいの魅力5:店主のトーク&スタッフさんたちのサービス
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そしてそして、筆者が行く理由の一つが店主・にいやんさんとのおしゃべりです。
にいやんさんは正直でオープンに話してくれる方。嘘のない言葉、料理に対する飽くなき追求心・冒険心にはただただ脱帽です。
そしてスタッフさんへの愛情も半端なく、愛を感じます。まかないも惜しみなく絶品素材を使うし、接客についても「自分が楽しみな!」というスタンスとのこと。
スタッフさんはお若いのに感じが良いし会話も楽しいし、あと動きが機敏。「若いのに気が利くなぁ」と毎度思います。本当に良きお店なのです。
さて、まだまだ語りたいところですが、長くなりそうなので今回はここら辺で一度終わりにします。またくぐいさんについてはにいやんさんのインタビュー記事を書きますので楽しみにしててください。
くぐいさん、いつも楽しい時間をありがとうございます。今後とも何卒よろしくお願いいたします!