先月のことになりますが、1月21日に昨年から参加していた「こくカレ2022」を修了しました。2022年7月から始まったこくカレですが、本当にあっという間で、修了日を迎えた時は胸に込み上げるものがありました。
今回の記事では、改めてこくカレとは何をする場所なのか? 参加してみてどうだった? など忖度なしにお伝えしていきます!
そもそもこくカレとは?
それぞれがやりたいことを参加者全員に伝えつつ、チームを組んでプロジェクトを始動。
チームは2回作りました。初回はフィールドワークやチーム活動を練習するためのチームって感じかな? それを終えてからまたチームを作り始めます。これが本チーム。
本チーム結成後は、毎回プロジェクトの進捗を課題を通して発表します(これは初回チームでもしました)。第6回の「こくぶんじスパイス」では、本チームでのそれまでの活動内容と今後について発表します。
こくカレでは毎回何をするの?
前述したとおり、毎回プロジェクトの進捗報告を兼ねたプレゼンがあります。加えて、講座ではゲストティーチャーによる講義もありました。
こくカレで大変だったこと
楽しいことしようぜ的なこくカレですが、大変なこともありました。大変だったことは三つ。
一つ目は毎回提出するプレゼン資料の作成。
そもそも、みんな働いているから集まるのが大変でした。対面で打ち合わせできない場合はオンラインで繋いだり、チャットで意見交換したり。講座に休んだ人には連絡事項も共有するからチャットのやりとりは多かったですね。みんなで意見交換をしながら何をしたいのかをまとめ、資料に落とし込んでいく。この一連の作業が大変でした!
二つ目はフィールドワーク。
毎回課題が出るとお伝えしましたが、課題はフィールドワークが多いです。「ネタは足運んで取ってこい!」みたいな感じでしょうか。基本的に国分寺市内の方にお話を聞いたり、見に行ったりする課題でした。
ここで大変なのが先方へのアポ取りやチームメンバー間の日程調整。当日になれば楽しいのですが、それまでの準備が煩雑でしたね。あと、フィールドワークの結果を前述したプレゼン資料に落とし込むので、どうやって発表するか?というのも試行錯誤したところです。
三つ目は役割分担。
これはチームによって違いますが、個人的にはこれが大変だったなと。実は勝手に役割分担を意識していました。理由は2つありました。
・誰か一人に作業が集中しないようにするため
・チーム内で存在感が薄くなるメンバーを作らないため
チームで動くと誰かに作業が偏りがちになるので、それだけは避けたかったんです。せっかく楽しむために参加しているのに、誰かが嫌な思いをするのは違うと思ったから。
そして、メンバー内での存在感の凹凸も無くしたかった。こういう活動って休んでしまうと存在感が薄らぐというか、なんとなくチームでも疎外感を抱くようになることがあると思うんです。
でも、こくカレは遊びだからそんなことを感じる必要は皆無。だから、それぞれにふんわりと役割を持ってもらうことで、「私、チームメンバーですから!」と心から思ってもらえたら…と考えていました。
とはいえ、初めから「〇〇さんはこの係ね!」と言ったわけではありません。なんとなく流れとか、ちゃっかり「これ、お願いできますか?」とか言っていました。
フィールドワークは何をするの?
私が入ったのは「堆肥 de SDGs」チーム。ゴミとして出される資源を活用して堆肥を作り、その堆肥で地域循環を目指すという壮大なプロジェクトに参加していました(現在もこのプロジェクトは進行中です)。
私たちの場合、堆肥について知識があるのは一人のみなので、まずは堆肥について学ぶために、くにたちはたけんぼへ見学に。
その他の活動としては堆肥舎の設置場所のリサーチや交渉。堆肥を作るには堆肥舎が必要なので、それを建てられる場所探しをしていました。
当チームはかなり大掛かりなプロジェクトなので、こくカレ期間中はとにかく情報収集に徹していました。しかし、私たちのようなチームは稀で、イベントを企画・実施しているチームが多々ありました。
本当はそっちのほうが楽しいと思うし、私たちも何かイベントができたらもっと楽しかったかもしれない。けれど、このチームに入った時点でそれは無理と覚悟したから(笑)、後悔はしていないです! それに、私はちゃっかり違うチームのイベントに参加もしたので堪能できました。
チームの活動を公に発表する「こくぶんじスパイス」
各チームの活動内容を公の場で発表したのが、12月24日に行われたこくぶんじスパイス。場所はリオンホールです。
2022年度のこくカレで生まれたのは10チーム。チームは以下の通りです。
【こくベジおべんとーく】
お弁当で繋がるコミュニティ
【堆肥 deSDGs】
捨てられる資源を堆肥にして地域循環を目指す
【自然と身体】
医療に頼らない身体づくり
【こくベリー×ぶんじの縄文探偵団】
好きを語ろう!国分寺の縄文を知ろう!
【こくぶんじ情報発信】
国分寺を知りたい!まとめサイトあるよ~★
【ぶんじ盆踊り】
全世代参加型,踊りでつながる地域祭り
【くにきたさんぽ】
くにきたに「おっ!」を発見しに行こう
【ぶんじみかんハウス】
出会いと気づきをもたらす一軒家の使い方
【寄れば?こくぶんじ】
ふらっと寄れる居場所がわかる仕組みづくり
【cocokara】
アートで人と繋がる,日々の暮らしを豊かに
こくぶんじスパイスでは各チームが7分間の発表を行います。その時の様子はこちら↓
最後の第7回は振り返り
そして最後の第7回。この日は参加者全員がこくカレに参加した感想や今後のチーム活動、個人的な抱負などを伝えつつ、交流する時間もありのまったりとした回。ちなみにこの日は課題はありません! なので十分余韻に浸ることができますのでご安心を(笑)。
こんな感じで、こくカレを修了しました。
こくカレに入った感想
結論から言うと、想像以上に楽しかった!
参加して本当に良かったです。
こくカレに入ったのは「地元で楽しいことがしたい!」と思ったから。しかし、実際に入ってみると楽しいだけではなかったです。やることは多いし、遊びなのに真面目に取り組むし、仕事が忙しい時は大変と感じることも。
それでも参加して良かったと思えるのは、仕事以外で夢中になれたから。
仕事以外のことを忖度ないメンバーで取り組めるのって奇跡に近いと思うんですよね。みんなでアイデアを出し合って形にしていく作業を任意団体でやっていくことってすごくないですか?
私個人としては、とても貴重な経験となりました。
もう一つ、参加して良かったと思えるのは、普段の生活では出会えない方々と出会えたこと。
参加者は20代から70代までと幅広く、職種もライフステージも価値観も違う。こくカレを機にさまざまな方との縁ができたし、何よりもダイバーシティを全身で感じられました。
正直言うと、最後まで話せていない人もいました。でも、最終日に「もうこうやって集まることはないんだな」と思うと寂しい自分がいた。あれから話せてない人も多いけど、いつか国分寺グルメで同窓会をして集まりたいです!
こくカレ後はどうなるの? 今後の「堆肥 de SDGs」ついて
さて、修了後はどうなるのか? それはチームによって違いますが、チームを超えて仲良くなったり、新たに他のチームに入ったりと思い思いにみんな活動しています。ちなみに「堆肥 de SDGs」(現「まちのタイヒ」)は引き続き活動しています!こちらについてはまた改めてご報告しますね。
「修了後も続けなくてはいけない」という義務はないし、やりたいならやればいいというのがこくカレのスタンス。なので決してハードルは高くありません。少しでも興味ある人はこくカレの参加を激しくおすすめします!
・国分寺で楽しいことをしたい人
・新しいことにチャレンジしたい人
・友達が欲しい人
・国分寺について知りたい人
・「とりあえず入ってみよっか」と思う人
・仕事の息抜きが欲しい人
・純粋に楽しいことをしたい人
・国分寺を盛り上げたい人
・まちづくりをしたい人
このような人におすすめです! 2023年度に実施するのかはまだ正式に発表されていませんが、もしやるとなったら、興味がある人はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
以上、こくカレ体験記でした!